2014年11月24日

仲良しこよしでサヨウナラ

子供の頃、つけっぱなしのテレビで政治ニュースが流れた時のこと。
私より小さな子が「せいとうってなあに?」と聞いた。
近くにいた大人が「政党というのは仲良しの人があつまったグループだよ」と答えた。
私は、週刊こどもニュースかなにかの受け売りで「同じ考えの人たちだよ」と訂正した。
それを聞いた大人はOh…みたいな反応をした気がする。

大人より正しく政治を説明できるとは、私はなんて賢いんでしょう。
と思ってたんだけど、あの大人は私の賢さに驚愕したんじゃなくて、子供に教えるべき「正しい説明」が現状を伝える「正確な説明」になってないことに動揺したのかもしれないと思う今日この頃。


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2014年11月22日

情報より釣り針

昨日、金曜ロードショーで『千と千尋の神隠し』を放送していた。
番組表でキャストを見たら、主要キャラをさしおいてゲスト出演の芸能人の名前があった。
顔の売れている人でも湯婆場の夏木マリや釜爺の菅原文太はわかる。
けど、ハクとリンより両親がどどんと出てくるっておかしくない?
ハクとリンは千尋のつぎに来るべき名前じゃない?

どうでもいいアオリ(世界が絶賛!)や盛りすぎの宣伝(一瞬みせるだけの他作品の名前)を入れるスペースがあるなら主要キャストを書いて欲しいのに。
それで釣ろうってのはわかるけれどもあまりにもあざとい。
posted by ヒギリ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像とか音楽とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

地声と女子声

テレビをつけたら、40年くらい前のトーク番組の一部が流れていた。
出演者の中で端っこのほうにいた女の人がものすごく印象的で、名前を調べて検索したらわりと有名なレズビアン(当時はクローゼット)だった。
うん、絶対セクマイだと思った。
私はあんまりそういうのに気付く方じゃないんだけど、なんかその人は他の人と違ったんだ。

「オネエキャラ」みたいなわかりやすい特徴を出しているわけじゃないし、「ボーイッシュ」ですらないし、浮いてもいないけれど他の女性たちと違う。
口調というか声のトーンが全然媚びてない。
服装も髪型も男にアピールする気ゼロだよ。

というより、周りの女性たちがものすごく女子女子してる。
話し方も声の出し方も服装も、ものすごく作りこんである。
女性性の魅力を強調した芸能人ということを差し引いても、「人である前に女子」みたいな。

そういう中で、地声で話すそのレズビアンの人はまわりと全然違っている。
フラミンゴの群れにエミューが混じっているみたいに見える。
きっと当時のヘテロの目には「なんかもっさい人が混じってる」程度の違和感だろうけど、女子女子したくない女子の目には燦然と輝いてみえたことだろう。

よく「昔のゲイはいかにもゲイ!な外見だったけれど、最近はヘテロと区別がつかない」という話を聞く。
ヘテロに擬態できる程度のゲイもゲイと名乗れるようになってきたということもあるだろう。
でもヘテロの側が変化してきたことも大きそうだ。
「男!」「女!」と強調する圧力がゆるくなって、「男らしい男」と「女らしい女」の中間層が増えてきたから、「男役」「女役」をやりたくないセクマイも過ごしやすくなってきたってことなんだろうな。


「男らしく」愛する人を守りたいから彼女は「女らしく」自分で身を守れないくらい弱いままでいてくれないと困るとか、
「女らしく」ハイヒールを履くと彼氏より背が高くなってしまって「女らしく」なくなってしまう、
みたいなくだらない悩みって、「らしさ」を関係性の中で作ろうとするから出てきてしまうんだと思う。
相対的に「らしく」しようと思ったら、隣の人もトータルでコーディネイトしなきゃいけなくなる。
マッチョな「男らしい男」が白い目でみられ、小首をかしげて高い声を出す「女の子らしい女」アイドルが隆盛の今日この頃だけど、本当は男らしさも女らしさも生まれの性にかかわらず、関係性と無関係に自分の好みでチョイスできればそれが一番いい。

2014年11月09日

「私の持っている情報」≠「私が自由に扱っていい情報」

ネットとうまくつきあいましょう、個人情報を守りましょう。
と言われて久しいけれど、その情報とやらが「自分の個人情報」だけを指しているようで疑問に感じるときがある。
「私」が持っている情報は「私のネタ」ではなく「誰かの個人情報」かもしれないと、もっと考えるべきじゃないのかな。

個人用の通信機器(パソコン、スマートフォンなど)をパートナーに触らせるか、のような問いをたまに見かける。
たいてい、(家では)ロックしませんよパートナーが自由に見られるようにしてますよ、やましいことなどないです隠し事なんかありません、といった模範解答がでるけれど、これって変だと思うんだ。

パートナーシップは人それぞれでいい。
「見なくて平気」も「見られても平気」も当人たちが納得しているならそれでいい。
でも世界は愛する二人だけで構成されるわけじゃないから、二人の世界の外側も勘定に入れる必要がある。

たとえば恋人のメールボックスをチェックしたとする。
そのとき実際に見るのは「恋人のメール」ではなく「恋人と誰かのあいだで交わされたメール」なんだ。
つまり相手がいる。その相手は宛先以外の人にメールを読まれることを了承しているだろうか。

愛する二人の間には秘密も垣根もないかもしれないけれども「私」と「あなたのパートナー」は赤の他人です。
不信もないけど信頼もない。知り合いですらない。
知人の大事な人なんてたいていは見知らぬ人か、せいぜい顔見知り程度だ。
家族ぐるみカップルぐるみで仲良しの人もいるだろうけど、知り合い全員とそんな関係を築いているわけじゃない。
知人のパートナーと犬猿の仲の人だっているだろう。

DMしかこないならともかく、人と普通にやりとりしていれば見られたくない内容のものはでてくる。
他人にとってはどうでもいいことでも本人は見られたくないなんてことはいくらでもある。
恋愛相談や上司のグチや同性同世代の友人にしか話したくない体調の話や、ただのアホな冗談や変顔だって相手によっては見られたくない。
そもそもアドレスをよく知らない人に勝手に知られるのだっていやだ。
見る側としては恋人の浮気チェックをしたいだけでメール相手に興味なんかないとしても、メール相手だけに宛てたつもりのメールを見られるのは気分が悪い。

不快なだけでも十分いやだけど、実害がでる場合もある。
友人からパートナー経由でストーカーに情報がわたってしまうことだってある。
知り合いには見せなくても、SNSにアドレス帳を公開設定で登録したせいで「友達」に迷惑メールが届くこともある。

「芸能人がバイト先にきたよー」と書いちゃう人や、他人の写真を勝手に撮ってブログに載せる人たちも根っこは同じ。
こういうのってみんな、自分の持っているネタが他人の個人情報だということを理解していないんだと思う。

もっとも、ネットを使わなくても、他人の情報をもらすうっかりさんはいる。
おうちで奥さんの親友に「仕事上知りえたネタ」を話したら、その「顧客情報」をツイッターでばらされたなんて話もある。
他人の情報を雑にあつかう人がいるのはネットに限らないけれど、インターネットの俎上に乗ると広まる範囲と速度が格段に広がる。

だから、情報教育や倫理には自分の情報を守るのと同時に、他人の情報を不用意にもらさない責任を組み込まなきゃいけない。
自分が持っているこの情報は自分が自由に扱っていいものなのか、自分が扱っていい範囲はどこまでか、という合意とか常識とかルールみたいなものが必要だ。


まあ皆に守れっていっても無理だろうし、誰にも連絡先を教えないわけにもいかないから自衛なんて不可能なんだけど、せめて自分が加害側にならないように心がけよう。

posted by ヒギリ at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・気になること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月13日

ピアノの森の多様性

待合室においてあったモーニングを読んだら、「ピアノの森」が素敵なことになってた。
何冊かあったうちの一冊なので最新号ではないかも。
コンクールの結果発表の回。
たぶん単行本にはなってないと思うので一応たたんでおきます。
ストーリーにかんするネタバレはしないよ。
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男女カップルが異性婚

『同性婚』って『女流』みたいな言葉だなと思った。
異性婚や男流と間違われたくないから、違うよって自分で注記しておくのはわかるけど、(特に他人が)わざわざ毎回毎回べっとり貼り付けなくてもいいようなラベルだ。

本の最後の著者紹介を読んだら、何年に何氏と同性婚、とあった。
でもこれゲイな本なんだ。
ゲイカップルがゲイ(やセクシャルマイノリティ)について語った本で、タイトルもばっちりゲイで表紙は著者カップルの写真なんだ。
男性同性愛者カップルであることが明白な本なんだから、普通に「結婚した」でいいんじゃないかな。
明らかに同性カップルなのに本でわざわざ「同性婚」と書いてあると、同性婚が特殊なことみたいに見える。
そもそも「同性愛者が同性婚」て「頭が頭痛」みたいだ。

本当は、わざわざ同性と書かなくてもいいんだけど、現状では前置きなしに「結婚」と書くと相手が異性だと考えられてしまう。
だから、同性間であることを明記する。
こういう「あえて」と、必要もないのに「わざわざ」は違う。
同性同士のカップルは全体に占める割合が少ない組み合わせではあるから、珍しいのはたしかだけど、別に特別なことじゃない。


・セクシュアリティと全然関係ない内容
・タイトルや表紙やあらすじから著者が同性愛者であることがわからない
・著者のプライベートについて書かれていない
・性別どころかどこが名字なのかもわからないような日本ではなじみのない名前
・著者の学歴や受賞歴のあとにちらりと家族構成があるだけ
とかいうなら簡潔に「同性婚」でもいいけど、それだって「男性大統領の○○氏と結婚」とかでよさそうなもんだ。

早いとこ「同性婚」ってわざわざ書かなくてもいいようになるといいな。
と思ってから、そう考えられるくらい「同性婚」が違和感のない言葉になっていることは良いことだなと思った。

夫夫円満 -
夫夫円満 -

2014年10月11日

右手袋を知らしめる

「桜木花道」名乗りホイッスル贈る 「特別支援学級に」
朝日新聞デジタル 10月11日(土)10時25分配信


気持ちわるっ。
また流行ったらやだなあ。
この手の一方的な善意が気持ち悪いのは、一方的なくせに反応を期待しているから。
なんでわざわざ既存のヒーローを騙るんだろう。

善意なら匿名でいいじゃん。
役に立ちたいなら相手の希望を聞いて相手の望むものを贈るか、相手が好きに使えるように金銭で渡せばいいじゃん。
話題にすることで問題にスポットライトを当てたいなら、地道に啓発すればいいじゃん。

善意なんだろうけど、「もらう側の都合」より「してあげる側の都合」が全面に出ているのが嫌だ。
あわよくばテレビ越しに「ひーろーさんありがとう」と言わせたい下心が嫌だ。
反応がいらないなら匿名でこっそり募金すればいいし、反応がほしいなら直接顔を出して感謝されるに足ることをすればいい。
全財産をなげうって人生をささげる人しか認めないとかいう話ではなくて、おいしいところを(しかも「される側」から)奪っていこうとするなって話。

今回は本人の希望で素性を明らかにしていないとのことなので、公にしないだけで連絡先は渡しているのかもしれないし、相手の希望を聞いたうえで品物や個数を決めた可能性もあるけれど。
前に流行ったランドセルテロ(自分に買える量のランドセルを施設に送りつける)は最悪だった。
あれやった人のうち今でも子供の置かれた環境に関心を持ち続けている人がどれくらいいるんだろう。

継続的につながりつづける面倒くささや金銭的負担や労力をかけることは避けたいけれど、いい人をやりたいって人はたちが悪い。
善意を押しつけられる側はたいてい弱者だから、断るのにも気を使う。
善行ってのは、相手に気を使わせないように気遣わなければ、容易に有難迷惑に堕してしまうものだ。


前にも似たようなこと書いてた
気遣わせない気遣いプリーズ
posted by ヒギリ at 13:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会・気になること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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