2011年07月17日

あいあいあいあい愛らんど

テレビをつけたらアリエッティのCMをやっていた。
恋がどうとかってナレーションがついていた。
…うん、まあジブリだし…
そういえば公開されたときにあれが恋物語になっちゃったら嫌だなあと思ったんだった。
子供の頃メアリー・ノートンが大好きで小人たちのシリーズをよく読んでいたから。


ジブリは嫌いじゃない。
ジブリ的な、男子と女子が出会って必然的に恋に落ちて三角関係やドロドロはなくて最初から信頼があって姫と王子が絶対にめでたしになる安心感も嫌いじゃない。むしろけっこう好きだ。
恋愛要素に(余計なエネルギーを割かずに)ほのぼのしつつ他のテーマに集中できる。

アリエッティは映画自体の評判もいいようだし、読んだレビューが魅力的だったから観たい気がする。
が、あれ(Aセクの私が子供の頃好きだったおはなし)がそう(姫と王子的な恋物語に)なっているかもしれないと思うと二の足を踏んでしまう。
メアリー・ノートンもジブリも好きだけど、メアリー・ノートンがジブリだとひるむ。

「とらないで」って思う。
世の中にヘテロ物なんざ掃いて捨てるほどあるんだから、「私の世界」(「私の」じゃなくてメアリーノートンの世界なんだけど)までヘテロ色に染めようとしないでくれと思う。
とっさに感情的に。



というのは半分嘘で、というか嘘じゃないけどそんなに深刻じゃない。
せいぜいカァーッ ペッ!って唾を吐きたいくらいの、横向いてケッとかチェッって舌打ちしたい程度の気に入らなさ。

つまるところ、「思っていたのと違う」というだけのわがままなんだと思う。
同じ原作物でも思い入れのない魔女の宅急便やゲド戦記ならそういう風には感じない。(ゲド戦記は見てない)

私は基本的に原作至上主義なので、こういうことがよくある。
今回は恋愛部分だけど、たいていの場合はAセクだから気になるんじゃなくて、「原作と違うから」気になる。
もっとも原作に忠実なら忠実で、「まったくおんなじなら本読みゃいいじゃん」と思うんだけど(私の頭は文字優位だから本のほうが親しみやすい)。
「原作物」の受けいれ場所が自分の中にきちんとできていないから、違いにうまく折り合えない。


それはそれとしてゲド戦記はみたくなって昨日の放送を録画した。
映画2本立てで「金曜ロードショー」というひとつの番組になっているらしく、カンで予約したら最初から最後までの録画になってしまった。ゲド戦記だけでいいのに。
地デジ意外と面倒くさいな。あとで撮り方調べよう。

声を演じている人のコメントや余計な解説は飛ばしたいから録画にした。
アイドルやお笑いの人が声を演じるのは(合っていれば)別にどうでもいいけれど、テレビで放送する前にコメントを流して声の人を強調するのはやめてほしい。
顔がちらついて物語に入り込めなくなってしまう。

posted by ヒギリ at 08:27| Comment(3) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

Aセクの口からAセクの声を

そこそこ仲の良い…というか普通に世間話を友好的に交わしますくらいの仲の人と普通に友好的に世間話をしていたら、高校時代はどうだったという話になった。
相手は性別に偏りのある学校に通っていたらしく、同性カップルがけっこういたらしい。
同性同士のクラスメイトが「ふつうにちゅーとかしてた」そうで、同性愛嫌悪的な発言をされた。

「へーそうなんすかー自分のダチ(本当はかろうじて知人なだけの人)もゲイっすー」
とそれ以上のヘイトを牽制し、そのまま流れるように肯定をふりまいてやったぜ!
ホモフォビックな会話にのらないばかりか修正までしてやったぜ!啓蒙してやったぜ!

相手は善人で、ただ「普通に」知識がないだけの既婚者。
つまりまともな性教育を受けた経験や、セクマイ本を読み漁る経験(をする必要)がないために知識を得る機会を持たなかっただけで、執拗な悪意をいだいているわけじゃない人。
だから相手を否定せずに「ゲイ?レズビアン?なんでダメなの?動物でもよくあることらしいっすよ」てな具合にセクマイへの肯定を雑学披露のごとき堂々とした伝聞調で話したらあっさり納得してくれた。

そうだよね。
性別が同じってだけで愛を否定するのはおかしいよね。
愛は尊く普遍のものよね。





……Aセクのことを言えなかった……
同性愛の話をすると恋愛がどうのって話になりがちだから、ホモフォビアを阻止しようと焦るたびについ性愛者のふりをしてしまう…

「同性愛?個人の自由でしょ。私は無理だけど」とかいうセリフをいいたくない。
なんかあれじゃん。「俺は人種差別と黒人が嫌いだ」みたいじゃん。

実際、私は無理なんだけど。
同性愛なんて異性愛と同じくらい(自分がするのは)無理です。
Aセクだもの。

同性愛を否定したくないから。などと理由をつけてみたけれど、本当はコンプレックスのせいも多分にある。
実はけっこう、「恋人がいたことないよ」と言うのに勇気がいる。
言える相手にも「いらない」という言葉を使う。
「いない」んじゃなくて「いらない」んです、自分の意思なんですとアピールしたくなる。
本当にいらないんだけど、恋人が欲しい性愛者だったとしても私が相手を得るのは難しいだろう。
モテなさそうだしモテないよ。
だから私の意志がどうであれ状況は今と大差ないだろうけど、大差なくても「いない」は嫌で「いらない」がいい。

「いる」か「いない」かを尋ねられて「いらない」と答えることは、いらない人が見えない社会の中にいるAセクとして政治的に正しいはずだ。(生きやすいのが一番大事だから、ヘテロのふりをするのも選択のひとつです)
でも私の使う「いらない」は誇りや政治的判断とは違うところから出ている。

いやまあ、私は役に立つなら偽善も善なり派だから、動機の純粋さはわりとどうでもいいんだけど。
ただ、普段からきちんと考えている真面目な動機に基づかないから、Aセクの地位向上を訴えようにも主張をとっさに言葉に変換できなくて困る。

恋愛しないこと自体は(するって発想が浮かばないから)気にならない。
人に言ったらどう見られるんだろうって部分が気になる。
オタクを隠す気持ちに近いんじゃないかと思う。

恋愛はしたくないんだけど、提示できる過去形の恋愛経験だけ欲しい。
学校も勉強も嫌いだけど履歴書に書ける学歴だけ欲しがるみたいに。
学校に行く経験や、○卒程度の学力が欲しいんじゃなくて学"歴"が欲しい。
実力があれば学歴がなくても平気なのかもしれないし、学歴に怯えない度胸があれば学歴をうらやまなくても済むのかもしれない。
だけどそもそも学歴にこだわらない社会であれば、いちいちそんなことに悩まなくていい。
だから実力も度胸も経験もない身としては、学歴にこだわらない社会であって欲しい。
恋愛や結婚や出産や子育てが趣味の領域として尊重される社会であって欲しい。
私が楽に生きられるように。


ここ数年でAセクの知名度が(セクマイ界隈では)ずいぶん上がってきて、自分だけがおかしいんだという不安を感じることはなくなった。
そしたら妙に落ち着いてしまって、近頃はAセクについて調べたり考えたりすることをサボりがちになっている。
似たようなことは前にも書いているのに、私は同じ準備不足を繰り返してる。

以前、上川あやさんが、日本でセクマイの立場が弱いのは、無理解もあるけれど当事者の声が小さいからだと言っていた。
そこそこ暮らしていけるから。寝た子を起こすなと黙り込んでしまうから。
悪意のない他人にさえも声が届かない。
届かない声はないものとみなされてしまう。

今の日本(の都市部)ではAセクが大きな声を出さなくても、死ぬほど生きづらいほどじゃない。
しかも他のセクマイがけっこう気にかけてくれる。
最近の本だと、恋愛しない人もいると書いてくれるセクマイがたくさんいる。
私はそこに甘えて安穏としすぎてる。
不自由は特になくて、非モテヘテロや独身者と同程度の不快さがあるだけだから、Aセクの存在を知って自分の不安が解消された時点で満足してしまう。
そういうAセクさんは私だけじゃないんじゃないかと根拠はないけど思う。

もうちょっと声を上げて、もうちょっとでも頑張ろう。
おこぼれにあずかるだけじゃなくて、AセクがAセクを考えないと。

てことでコツコツ啓蒙するよ!……するよう心がけるよ。


ゲイの意見を代弁する友人を持つだけではもう不十分です。その友人がどんなに良い人間であっても、です。 p70


成長してない同じ準備不足の話
Aセクの対応(「Aセクへの」にあらず)
自分の歌に格好悪く殺されるんだ
posted by ヒギリ at 01:19| Comment(4) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

善し悪しでなく好みについて

NHKあたりでよくやっているような田舎を訪ねて素朴な住人と触れ合ってああ素敵という番組の、特に苦労して子どもをたくさん育てたおばあちゃんと暮らす家業を継いだ長男夫婦の娘夫婦に最近子どもが生まれて四世代同居みたいな話を見るとぞっとする。
あり方が、ではなく扱われ方に。

いいわね素敵ね家族ってこうじゃないとね幸せな老後ね現代人が忘れてしまった大切な何かがここには残っている気がしますとかそういう雰囲気がいや。
映っている人たちは単にそこに生まれたとか普通に暮らして普通に頑張って気づいたらこうなってましたというだけなんだけど、ナレーションやスタジオのトークが「これこそが素晴らしい形である」というメッセージを垂れ流すから、それを見てぞっとする。

これが唯一絶対の幸せの形とは言わないまでも、誰もが夢見る形のひとつですねくらいは言うし、そう受け取ることを期待する。期待されると私は感じる。
少なくとも誰かと一緒に見ていた場合(ひとりだったらそもそも見ないんだけど)すてきねーうらやましいねーこんなろうごをすごしたいねーというコメント(もしくはそれに対する肯定のあいづち)を期待される。
被害妄想が入っているのは否めないけれど実際にそんな感じの人が多いから、結婚子供幸せー!っていう現実の攻撃を思い起こしてうんざりする。


田舎で家をついで大家族という形に問題があるんじゃなくて、それは私には合わない形だということ。
子・孫・ひ孫に囲まれる老後も、跡取りもその嫁も、育った家で子どもを産み育てるのも、育てられるのも、どの立場でも嫌。無理。そこに居続けるとか耐えられない。
いや、そこで育てば平気かもしれないけど今からそこを目指すのは無理。

それは例えば満員の武道館でライブをさせてあげるよと言われるようなもので、そりゃ夢見る音楽家にとってはとても幸運なことだろう。
単に大勢の前で歌うことを望むわけじゃなくて、武道館を満員にさせるほどビックになってやるぜというのが夢だとしても、チャンスであることは確かだ。
でも大音量もまぶしいのも高いところも苦手です歌嫌いです演奏できません声だせません目立つの嫌いです人が怖いです冒険より安定がずっと好きですという人に同じことをさせたらそれ新手の拷問ですかって話なわけで。

なんで嫌なのと聞かれても、むしろなぜ平気なのかこっちが聞きたい。
良さや悪さを冷静に述べ合えば頭で理解できるけど、やっぱり実感ってのはわかるもんじゃない。
その辺は仕方ないにしても、私は好きです私は嫌いですってあたりくらいは平和的にどうにかわかりあえないもんかなあ。
願いや理想の形までかくあるべしといわれるのは恐ろしいことだ。

posted by ヒギリ at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月20日

晴眼の国とヘテロの世界

ああなんかものすごく間が開いている…
書く順番が前後しているけれども。

なんでこんなに開いたかってえと、
なんかもう、嫌になっちゃったんですよ。
書きたいことは色々あったんだけどね。
自分のページを開くのが嫌だったんです。
コメント・トラックバックを見るのが怖かったつうか前から嫌だし今も嫌だ。
いや普通にもらうのはすごくありがたいんですが、
エロスパムだよこの野郎。


別にそれ自体は大したことじゃないんだけど、
大したことじゃないことは、そいこら中に転がっているので、
じわじわじわじわダメージが積み重なっていくわけです。
真夏の微妙に効きすぎな冷房のごとく
気づかぬうちに体力を消耗していくわけですよ。
ブログだけじゃなくてね。
でまあ累積ダメージが許容量をオーバーしたので
もうイヤー見たくねーページひらけねー!ってなってました。

私は性嫌悪がないからまだマシだろうけど、
やっぱりAセクなもんで嫌なんですよ。

Aセクだからダメなんじゃなくて、
Aセクゆえの二次障害みたいなもんなんだけど。
桶屋が儲かるのは風が吹いたからじゃなくて桶が減ったからです。

なんだろう、こう、
好き嫌いの無い少食の小学生が食べ終わるまで席を立っちゃいけませんと怒鳴られて食べきれない量の給食を昼休みをすぎた掃除の時間までもクラスメイトに邪険にされながら泣きそうになりながら吐きそうになりながら延々と食べさせられたせいで給食どころか食事と学校が嫌いになったよ
みたいな具合に嫌なんです。

もうちょっと近いところだと
エロ本はエロス的に読めるけどフェミ的に読めませんみたいな。
男馬鹿なヘテロ中心の世界観に辟易するっちゅうか。
あのNHKの未婚アンケートを見たときと同じタイプの消耗。

あれどうにかなんねえのかな。
頻度はそんなでもないんだけどね。
私の知らないところで多分きっと大量にシャットアウトされているはず。
Seesaaは優秀。
でもこっちが脆弱なんでレベル1の雑魚も避けて通りてぇんだよう。


他のところでもよく見かけるけれど、
Seesaaのブログには画像認証て機能があるので、
それを設定すれば多分違うんだろうと思う。
したことないから効果の程は知らないけれど。

アレがなんで有効かってえと、
画像として表示される歪んだ数字や文字を
機械は数字や文字として認識することができないから、
それを入力させることによって人間と区別できるってことだよね?

で、自動でスパムを送ってくる機械が認識しないってことは、
読み上げ機能のついた機械も読み取れないんです。

つまり、見えないとか読めないとか
ハッキリしない形は読み取りづらいから、
読み上げ機能を使ってアクセスしているという人をシャットアウトしてしまう。
少なくとも書き込みのハードルを高くする。
せっかく読み上げ機能のついた携帯やPCがでてきて
文字情報にアクセスしやすくなったのに、
いちいち読める人を呼んでこの数字を見てくれと頼まなきゃいけなくなる。

それは面倒臭いし、気が引ける時だってある。
今は頼める人が手近にいないけど後でもう一度来ようってほどでもないなとか、
こいつの文章を読んでるなんて家族や友人に知られたくないわとか
ハンドルネームを知られたくないわってなことはいくらでもある。
なにより、自分がナチュラルに無視されている状態は嫌なもんだ。
慣れてても嫌だ。


他の人に使うなとは思わない。
アクセス数の多いところなんかはいちいち見ていられないだろうし、
私よりずっと深刻なダメージを受ける人や面倒臭い人だっているだろう。
使える機能は賢く使えばいい。

私がこの機能を使わないのは、私のブログに画像認証があるって状態が嫌だからだ。
私は視覚障害について書くこともある。
もしかしたら視覚障害があったり、
読み上げ機能を使っていたりする人がアクセスしてくれているかもしれない。
その人がコメントを書こうと思ったときに画像認証で阻まれたら悲しいじゃないか。

視覚障害者のことを書いているのに
視覚障害者の使いづらいシステムを採用するっていうのは、
誰のための文章よ?って話だ。
いや私は晴眼だし主に晴眼者向けに書いてるんだけども。
しかも読みあげやすい配慮なんかもしてないんだけども。

でも私のブログが見えない人・読めない人を視界に入れていないんじゃ、
私の書いたものだってウソになってしまうと思うんだ。
私は視野の狭い性愛者がAセクに対してよくやるような対応をしたくない。

というか、コメント欄をみるたびにそういうことを考えてモヤモヤするのが嫌だ。
私が耐えられない。
それこそエロスパムと同等に。

ここのコメント欄を一番よく見るのは私なんだから、
私が不快になる仕様にはしたくない。
でもエロスパムも不快。

それで結局書かなくなるんじゃ意味が無いんだけども、
画像認証設定して自分にモヤモヤするよりは、
エロスパムを見るたびに世界を呪いつつヘロヘロになるほうが
俺は悪くない世間が悪いんだ畜生どいつもこいつも馬鹿ばっかりだ(俺以外)
と世を拗ねればいいので精神的に楽っちゃ楽。


うん、だからえーと、アレだ。結論としては、全部スパムのせい。

posted by ヒギリ at 17:33| Comment(2) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おたくの子がヘテロとは限らないんだぜ

河野美代子さんという産婦人科のお医者さんのブログを愛読しています。
そちらで「息子が彼女を妊娠させたなら。」
というシリーズをやっていたのでご紹介。


なにがどう危ないのか、知識をきちんと伝えること。
伝えられる関係を作っておくこと(親子にせよ恋人にせよ)。
そういう至極まっとうな考え方をみると安心します。
これを読んでも伝わらない人には伝わらないのね
ってことがよくわかるコメントがちらほらあってヘコむけど。
親御さんはぜひ読んでほしいです。
「まだこども」のうちに考えたほうがいいです。


親でも教育者でも思春期でも性愛者でもない私には
直接的にはかかわりのない話だけど、
「自分と相手を尊重すること」を
揺るぎなく主張し続けている人がいることを確認したくて読んでいます。
確認つうか安心したくてか?
女の子が安心して安全に(強制されたり売女と言われたりせずに)セックスできて、
男の子が安心して安全に(ホモとかインポとか罵倒されずに)セックスを断れるのは、
Aセクにとっても安全な世界だから。


河野さんが中学校でこんな話をしたよってとこから引用。
 「将来、この中のほとんどの人が避妊が切実になるときが来るからね。時期はみんな違うでしょう。子どもを何人か産んだ後かも知れない、前かも知れない、間をあけたいときかも知れない。それから、もしかしたら、この中にも、一生性交をしない人もいるかも知れない、それはそれでいいのですよ。個人の選択なのだから。みんなが必ずしなければならないものでは決してないからね。

 それから、今はまだ分からないけれど、この中にも将来子どもができない体の人もいるかも知れない。それから、中学生にもなれば、自分で分かることなのだけれど、この中にも、人を好きになるときに異性をではなく、同性を好きになる人もいるかも知れない。それも、個人の選択ですよ。人を好きになるときに、男は女を、女は男をしか好きになってはいけないというものでは決してないからね。ただ、同性同士だと、赤ちゃんを作る、妊娠を目指すというのには、いろいろとハンディがあることは確かだね。

 そういう人はいるかも知れないけれど。それでも、ほとんどの人がいつかはきっと避妊が切実になるときが来るから。そのときのためにこの話しをしておくからね。」 

息子が彼女を妊娠させたなら(3)避妊を教えるということ。


ここの中学生がうらやましいです。
異性愛者のうち何人がこの話を覚えているかわからないし、
今はまだ自覚の無いセクマイや不妊の子もきっといるんだけど。
中学生のときにこういう考えの大人に会えただけでも幸運だよなあ。
ちゃんと、マジョリティもマイノリティも
女子も男子もみんな視界に入れてくれてるってことが、すごく嬉しかったんです。


よしちょっと復活した。
…て、ここで「言ってあげよう」じゃなくて
「言ってほしかった」になっちゃうところが私のダメなところ。


サイト外リンク
河野美代子のいろいろダイアリー

息子が彼女を妊娠させたなら。(1)
息子が彼女を妊娠させたなら(2)男の子への教育は?
息子が彼女を妊娠させたなら(3)避妊を教えるということ。
息子が彼女を妊娠させたなら(4)避妊と妊娠率
息子が彼女を妊娠させたなら(5)避妊のお話し続き
息子が彼女を妊娠させたなら(6)避妊と性感染症と。
息子が彼女を妊娠させたなら(7)親はどうすればいいのでしょう。

posted by ヒギリ at 09:15| Comment(2) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

NHKで未婚を考える番組をそのうちやるらしいよ

NHKの「日本の、これから」という番組で
“未婚社会”をテーマにとりあげるからアンケート募集をしているらしいよ。
という話を知ったので読んできた。
日本の、これから「独身者急増!“未婚社会”」
ご意見・出演者募集(募集終了)

NHKだけどハートネットとは違うチームなんだろうな。
自分にとって異性と恋愛したり結婚したりすることが普通なんだから、
他のみんなにとってもそれが普通に決まっている!と
なんの疑問もなく思い込めるヘテロタソがテラがんばってつくったぉ(`・ω・´)
という印象のクソ忌々しい設問が並んでいた。
うんごめんちょっとネットスラングの使い方わかんない。

まったく疑問を感じることなくすごせるような広くて整備された道を
前しかみないで歩いている人に
自分が歩いている道以外の景色が見えないのはしかたない。
だから、私みたいのもいるよってことを言いたくてアンケートに答えてきた。

……消耗した。
ゆるゆると精神を削られていく気分。

「未婚は問題だからどうすれば結婚させられるか考えよう!」
という考えが揺るぎない前提になっていて、
あまりにも当然のように根底を流れているものだから、
溺れた後みたいに疲れた。
殴られたみたいに痛いんじゃなくて。

タイトルからして「未」だしな。
「いまだに」ってことは、「そのうちする」なんだよな。

設問を見て、クラッときて、
ものすごいいきおいで回答を打った。
あとでブログにあげようかなと思って、
Wordにコピペして――送るのをいったんやめた。

アンケートをつくった人を
貶めて傷つけることが目的みたいな文章になっていたから。
あからさまな暴言を吐いていないことが唯一の救い。
でもないか。


知らないことはしかたない。
とりあえず私が存在することを知らせよう。
それを知ってなお私がいることを無視するなら、そのときに敵視すればいい。
攻撃してもあんまりスッキリしない。
スッキリしても私の利益にならない。
世界は結婚したいヘテロだけでできているわけじゃないことを説明しよう。
殴って手を傷めるよりも、殴りたくならずに済むように説明するほうが得策だ。

などと、イマイチ信じきれていない綺麗事を自分に言い聞かせつつ書き直した。
やっぱり優しくない。
優しくないけど最初のよりは幾分マシな文章になった。
本当はもっと論点を整理して、無知でも読解力がある人になら
それなりに通じるくらいまでは推敲すべきなんだけど、ちょっとむり。
もうこの質問文をみたくない。
いつまで募集してるのかわからないし。
嫌になって放置する前に送るだけ送ることにした。


曲がりなりにもとどまれたのは、ブログにおこうかと思ったから。
匿名とはいえ私の場所で、私の選んだ名前で公開したくないと思ったから。
私が書いたと思われたくないような言葉を平気で送ろうとした自分が嫌だ。

私はそんなに暴言を使うほうではないと思う。
反撃されるのが怖いから。
嫌な感情をぶつけられたくないから。
痛そうな人を見るのが嫌だから。
(見えないところで苦しんでくれればかまわないけれど)

ひどいことはするけど、
私が一方的にわるものになるようなひどい言葉や暴力はそんなに使わない。
でも、私が誰だか知られない場所で、見えない相手になら
平気で傷つけることだけが目的の悪意を背後からぶつけられる。
知ってたけどヘコむ。私は自分をいいひとだと思い込みたい。

へらへら笑いながら泣いたり怒ったりしても伝わらないし、
それはそれで良くないよなとも思うんだけど。

ともあれ書いて送ることはした。
道の外からかけた声を受け取るつもりがあるのかどうか、見届けてやる。
…放送日を覚えてたらね。



できれば結婚したくなかったり日本じゃできなかったり
「私はするけどしたくない人にさせようとは思わない」という方は
そんな視点の意見をNHKに送りつけていただければありがたいです。
人数が増えれば、結婚したい・させたいヘテロ以外の人間が
地球上に棲息することの信憑性を高められると思うから。

日本の、これから「独身者急増!“未婚社会”」
ご意見・出演者募集(募集終了)
posted by ヒギリ at 23:12| Comment(8) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

恋に落ちるのに理由が必要かい?

「あーあ恋がしたいなー。ねえ誰か紹介してよ」
とかいう思考が理解できない。
この理解とは実感ではなく
頭でふんふんなるほどーと納得できるという意味で。

別にわたくしが理解して差し上げなくても許可を与えてやらなくても
したい人はするもんですがね。
人の服装だの結婚だの恋人の有無だのには口出ししやがるくせに。ケッ。

「好きな人がいるのでつきあいたい」とか
「将来が不安だから結婚したい」とか
「みんなと違うのは不安だから人並みに恋愛したい」とか
「性欲処理がしたい」ってのはわかる気がする。
でも、相手もいないのに恋したーいってのはわからない。

などと思っていたけれど。ひらめいた。わかったかも!

「映画館行きてー」だ!

特に観たい映画があるわけじゃないけれど、
そろそろ映画館に行ってコーラとポップコーン片手に
暗い部屋と大音量とでかい画面を堪能するという行為を楽しみたーい。
今なんか面白い映画やってんの?

ってのと同じ感覚か!

ライバルはいないけど対戦したいとか
食べたくないけど蕎麦打ちたいとか。

恋愛といふものをしてみんとてす…やべ、相手いねえや紹介してよ。ってことか!
いや知らんけど。
多分そんな感じなんじゃないかと想像する。
そんで当たっている気がする。
うわちょっと私天才じゃね?

あれ?もしかしてみんな知ってた?
でも私には組み込まれていない感覚だから、
すごく考えないとわからないんだよ。


わからないことはききましょう。
と、素直に訊いてみても「本能だから」とか言いやがるしな。
本能ならチンタラ恋愛なんぞせずにガキつくってこいやー!
ナンテ全然思ッテナイヨ?


サイト内関連リンク
ここはどこ?あなたはだれ?
posted by ヒギリ at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | Aセクシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
タグクラウド
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