2017年12月10日

同性婚『合法化』ではなく『法制化』と呼ぼうよ

世界のニュースを見ていると、近頃は正式に同性婚が可能になったよというニュースがよく流れる。
喜ばしいことだ。(婚姻の是非はおいといて、二等市民じゃなくなったって部分で)
ただ気になるのは、それが『同性婚合法化』と報じられること。
合法化じゃなくて法制化じゃないかな。
合法の反対って違法だと思うんだよ。それじゃ今まで禁止されていたみたいじゃないか。
したら罪になるんじゃなくて、できないように疎外されていただけなのに。

同性婚を法的に認めるかどうかを議論するような国は同性愛者を罪人とみなしているわけじゃないし、同性間の事実婚が罰せられるわけでもない。
同性間の性行為や同性愛とみなされることが罪になる国もあるけど、そういう国は『同性婚』を違法にしてるわけじゃなくて『同性間の性的な関係』を違法にしている。
だから、今まで同性婚は違法だったけど合法になりました、という話じゃない。
今まで婚姻の手続きをとれなかった人たちが婚姻制度を利用できるようになりました、という話にすぎない。
(違法から一気に婚姻制度を制定するとこまですすんだなら『合法化』でもいい)

言葉として違和感があるだけじゃなくて、イメージとしてよくない。
「合法化」されたなら、今までなんだったの?禁止されてたの?禁止されるような悪いことなの?って思うじゃん。
だからこれは法制化と呼んでほしい。

2016年01月11日

国民的アニメと国営放送の成人の日(フライング)


成人の日まえの昨日、ひさしぶりに「サザエさん」を見た。
クリーニング屋の娘が自分の成人式そっちのけで店の手伝いをしていて、父親である店主は本当は晴れ姿がみたいと思っている。それを聞いたイソノさんちが協力して晴れ姿をみせてあげるのも親孝行とかなんとかいって、娘を説得してめでたしめでたし。てな話だった。

古き良き昭和の話だし、晴れ着をきせてやることが間違ってるわけじゃない。
だけどアニメの善良なるイソノさんちはあまりにも無邪気にマジョリティで、それ以外の価値観が存在すらしないようにみえる。
それ以外の価値観が見えないと、そこにあてはまらないものを排除されている気分になる。
これを見たのが二十歳のころだったら、キツかっただろうと思う。

私は成人式にでなかった。式自体も嫌だったし盛装もしたくなかった。
私はトランスじゃない。でも性別に期待される役割にはなじめない。
今は嫌なりに折り合えているけれど、10歳ごろから15年ほどはしんどかった。
19歳のときは呉服屋のDMを憎悪して、くるたびに受け取り拒否の手続きをしていた。
リクルートスーツも喪服も買いたくなかったし、中学の制服だって10回くらいしか着てない。

衣装自体は我慢できる。
拒絶したかったのは、中身を衣装に同化させられることだ。
私にとってジェンダーの衣装は、「あなたはこういう人だよね」と勝手に決めつけられるようなものだった。

自分でないもののふりをしつづけるのは苦しい。
相手の思い込みに合わせなければいけないと思っていたときはものすごく生きづらかった。
違うなら違うと言っていいし、言っても生きていけるとわかったから今はすごく楽になった。
「ふつう」にとらわれて自縄自縛だったころに、「晴れ姿を両親にみせて成人式に出るのが親孝行」以外のコースが見えない話をみたら、きっとキツかっただろうと思う。


サザエさんのすぐあとにやってたバリバラがLGBTの回だった。
最初の数分しか見られなかったけど、出演者紹介の時点ですでに多様性炸裂で癒された。
くっきりはっきりした越境者だけが特例としてマジョリティ様から容認していただけるんじゃなくて、こっちとあっちをふらふらしたり、どちらともつかない場所にいたりする人もいるのが当たり前のことと認識されている。
同じ日の同じような時間の全国放送で、こういう情報も見られるってことに救われてる。

2014年12月05日

「あなたは就活にネクタイが必要だと思いますか?」

「仕事とジェンダー」系の記事を読みあさっていたらキャリコネニュースというページにたどりついた。
記事は面白かったんだけど、ふと目に入ったアンケートコーナーに目を疑った。

秋田の国際教養大が「リクルートスーツ廃止宣言」を出しました。あなたは就活にリクルートスーツが必要だと思いますか?

・ 必要。ネクタイも着用すべき。
・ スーツで行くべきだが、ネクタイは不要。
・ スーツでなくても良いが、廃止する必要もない。
・ スーツは不要。廃止して私服で面接すべき。

開始日時: 2014.12.2 @ 11:43 AM
締切り日時: 期限なし
キャリコネニュース・アンケート履歴


あーさいきんのリクルートスーツは女子もねくたい必須なのかー。
しらんかったー。
まさかセクハラやらマタハラやら女子の働き方やらの記事のとなりに男しか頭にないかのようなアンケートが存在するはずはないものね。
そっかーまちで見かける女子就活生はみんなネクタイしてないけど、きっと面接会場のトイレとかでつけるんだろうなー。
いやーしらんかったわー。

あと「リクルートスーツが必要ですか」の回答に「スーツは○○」って変じゃないか?
リクルートスーツは必要ない、普通のスーツでいい。という答えはないんだろうか。
「私服」というのは「ラフな服」の意味なのか?とか、選択肢がよくわからん。

2014年11月11日

地声と女子声

テレビをつけたら、40年くらい前のトーク番組の一部が流れていた。
出演者の中で端っこのほうにいた女の人がものすごく印象的で、名前を調べて検索したらわりと有名なレズビアン(当時はクローゼット)だった。
うん、絶対セクマイだと思った。
私はあんまりそういうのに気付く方じゃないんだけど、なんかその人は他の人と違ったんだ。

「オネエキャラ」みたいなわかりやすい特徴を出しているわけじゃないし、「ボーイッシュ」ですらないし、浮いてもいないけれど他の女性たちと違う。
口調というか声のトーンが全然媚びてない。
服装も髪型も男にアピールする気ゼロだよ。

というより、周りの女性たちがものすごく女子女子してる。
話し方も声の出し方も服装も、ものすごく作りこんである。
女性性の魅力を強調した芸能人ということを差し引いても、「人である前に女子」みたいな。

そういう中で、地声で話すそのレズビアンの人はまわりと全然違っている。
フラミンゴの群れにエミューが混じっているみたいに見える。
きっと当時のヘテロの目には「なんかもっさい人が混じってる」程度の違和感だろうけど、女子女子したくない女子の目には燦然と輝いてみえたことだろう。

よく「昔のゲイはいかにもゲイ!な外見だったけれど、最近はヘテロと区別がつかない」という話を聞く。
ヘテロに擬態できる程度のゲイもゲイと名乗れるようになってきたということもあるだろう。
でもヘテロの側が変化してきたことも大きそうだ。
「男!」「女!」と強調する圧力がゆるくなって、「男らしい男」と「女らしい女」の中間層が増えてきたから、「男役」「女役」をやりたくないセクマイも過ごしやすくなってきたってことなんだろうな。


「男らしく」愛する人を守りたいから彼女は「女らしく」自分で身を守れないくらい弱いままでいてくれないと困るとか、
「女らしく」ハイヒールを履くと彼氏より背が高くなってしまって「女らしく」なくなってしまう、
みたいなくだらない悩みって、「らしさ」を関係性の中で作ろうとするから出てきてしまうんだと思う。
相対的に「らしく」しようと思ったら、隣の人もトータルでコーディネイトしなきゃいけなくなる。
マッチョな「男らしい男」が白い目でみられ、小首をかしげて高い声を出す「女の子らしい女」アイドルが隆盛の今日この頃だけど、本当は男らしさも女らしさも生まれの性にかかわらず、関係性と無関係に自分の好みでチョイスできればそれが一番いい。

2014年10月13日

ピアノの森の多様性

待合室においてあったモーニングを読んだら、「ピアノの森」が素敵なことになってた。
何冊かあったうちの一冊なので最新号ではないかも。
コンクールの結果発表の回。
たぶん単行本にはなってないと思うので一応たたんでおきます。
ストーリーにかんするネタバレはしないよ。
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男女カップルが異性婚

『同性婚』って『女流』みたいな言葉だなと思った。
異性婚や男流と間違われたくないから、違うよって自分で注記しておくのはわかるけど、(特に他人が)わざわざ毎回毎回べっとり貼り付けなくてもいいようなラベルだ。

本の最後の著者紹介を読んだら、何年に何氏と同性婚、とあった。
でもこれゲイな本なんだ。
ゲイカップルがゲイ(やセクシャルマイノリティ)について語った本で、タイトルもばっちりゲイで表紙は著者カップルの写真なんだ。
男性同性愛者カップルであることが明白な本なんだから、普通に「結婚した」でいいんじゃないかな。
明らかに同性カップルなのに本でわざわざ「同性婚」と書いてあると、同性婚が特殊なことみたいに見える。
そもそも「同性愛者が同性婚」て「頭が頭痛」みたいだ。

本当は、わざわざ同性と書かなくてもいいんだけど、現状では前置きなしに「結婚」と書くと相手が異性だと考えられてしまう。
だから、同性間であることを明記する。
こういう「あえて」と、必要もないのに「わざわざ」は違う。
同性同士のカップルは全体に占める割合が少ない組み合わせではあるから、珍しいのはたしかだけど、別に特別なことじゃない。


・セクシュアリティと全然関係ない内容
・タイトルや表紙やあらすじから著者が同性愛者であることがわからない
・著者のプライベートについて書かれていない
・性別どころかどこが名字なのかもわからないような日本ではなじみのない名前
・著者の学歴や受賞歴のあとにちらりと家族構成があるだけ
とかいうなら簡潔に「同性婚」でもいいけど、それだって「男性大統領の○○氏と結婚」とかでよさそうなもんだ。

早いとこ「同性婚」ってわざわざ書かなくてもいいようになるといいな。
と思ってから、そう考えられるくらい「同性婚」が違和感のない言葉になっていることは良いことだなと思った。

夫夫円満 -
夫夫円満 -

2014年05月02日

東京MXテレビが虹色応援してた

東京MXテレビが東京レインボーウィーク2014応援企画ってのをやってた!
http://s.mxtv.jp/cinema/20140420/
気づくの遅かったー!でも嬉しい!
TOKYO MXは自分で考えて作ってる感じが好きだー。

ローカル局とはいえ日本のテレビ局がこういう企画をできるなんてすごいや。
すごいって思う自分がきっと古いんだ。それも嬉しい。
そういやマスコットの「ゆめらいおん」も虹色だわ。
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