とか言ってたなあと思ったら、
教育再生懇談会がそういう提言を出そうとしているそうです。
ろくなことにならないってのは
「悪い大人に利用される」とかそういう話らしいです。
そうだねーケイタイなんて百害あって一利なしだねー。
迷子や行方不明の子が警察や警備会社にGPSで発見されちゃうとか、
事件や事故に巻き込まれたときに通報できちゃうとか、
停電のときにライト代わりになってしまうとか、
塾帰りに「今終わったから迎えに来て」と連絡できてしまうとか、
ホントろくなことないですね。
小中生は携帯所持禁止を=通話機能限定も提言へ−教育再生懇
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾塾長)は17日、都内で会合を開き、小中学生に携帯電話を持たせないよう保護者らに求める提言を、今月末にまとめる1次報告に盛り込むことで一致した。小中学生が使う携帯電話の機能を、通話と居場所確認に限定するほか、インターネットなどの有害情報を閲覧できないよう遮断するフィルタリング機能を法的に義務付けることも盛り込む。
会合後記者会見した山谷えり子首相補佐官は、「『携帯を持たせない』といっても強制できるわけではない」としつつも、「教育的視点から保護者や業界に深く考えてもらうように、という懇談会からのメッセージだ」と説明した。
時事通信社 2008年5月17日(土)19:30
ところで噂によると子供って何年かすると大人になるらしいですよ。ご存知?
現状だとほとんどの子供はそのうち携帯電話を持つんだから、
使い方を教えるという「教育的視点」が必要です。
カードだってセックスだって、おどして遠ざけるだけじゃ
後で(あるいは今こっそり)無知なまま危険な使い方をしてしまうから、
管理できるうちに安全な使い方を教えてあげなきゃいけないんです。
って前にも書いたなこれ。
⇒「してあげない」をしてあげて
んでー、フィルタリングっていうのは今のところ
有害サイトを点検して規制するんじゃなくて、
このタイプの情報はすべて見られなくしますよ
もしくは許可した情報しか見せませんよっていう機能です。
前者だと例えば薬物にかんする情報を遮断するなら、
「マリファナ売ります」と書いてある掲示板だけを遮断するのではなく、
薬物乱用防止サイトや、
この前処方されたこの薬にはどんな副作用があるんだろう?
ということを調べる家庭の医学系のサイトも一律に遮断するんです。
たしか大手携帯電話会社が導入しているのは、
そういう遮断する情報(「宗教」「政治」「同性愛」「薬物」など)を
項目ごとに選べるわけではなく、
フィルタリングを使うか使わないかの二択だったはず。
使った人の話をきくと、区の施設の掲示板や、
マクドナルドのクーポンもシャットアウトされたらしいです。
てか「政治」をシャットアウトするなら自民党のHPも
「有害情報」になるんじゃないのか?
試してないからわからないけど。
あ、これは本当に有害だからいいってこと?
セクマイ的にいうと、インターネットで情報収集できるってのは
ものすごく大事なんです。が、それもできなくなってしまう。
今は本もでているし、たまにはテレビでまともに扱われることもあるけれど、
本を買ったり借りたりする勇気が出なかったり
お金がなかったりする子供にとって、
手軽に接することができるインターネットは重要なツールです。
自分だけがおかしいと思って(思わされて)しまうマイノリティは
自分と同じような人がいるってわかるとものすごく救われるんです。
Aセクみたいにマイナーだと本もなかなか見つからないし。
セクマイだけじゃなくて、
周りに頼れる人がいない場合には
ネットからの情報に救われることは多々あります。
この頼れるってのは必ずしも信用できるか否かではなく、
必要な情報を与えてくれるかどうかです。
人柄が信用できても、自分に必要な情報を知らない・くれない人は
少なくともその件に関しては頼れません。
たとえばアダルトサイトに繋がせたくない純潔な親から
セイファーセックスの知識を得るのは無理です。
自殺サイトへのアクセスを制限されたら、
自殺をとめるサイトにもたどりつけません。
「友達につられて煙草を吸い始めたけどもう止めたい。
でも依存がひどくて一人じゃ止められない」と相談したくても、
煙草を吸っていることを言えない良い子は身近な人に相談できません。
そういうときに、ネットで情報を得たり、
それを親に見せることによって救われる子もいるんです。
「なんだかよくわからないけれど悪そうなもの」から子供を遠ざければ、
とりあえず大人は安心できるかもしれません。
だけどなんの知識も与えられず
無防備な状態で囲い込まれる子供は全然安全じゃない。
「昔と違って今は大人だから知識があるとは言えなくなってきている。
携帯電話やパソコンに関しては子供の方が詳しいことも多い」
とかいう話はもう10年以上前から言われ続けているけれど、
もういい加減大人も使い方くらい覚えたでしょ?
少なくともその状況には慣れたでしょ?
親や教員に知識がないなら専門家を呼んで来い。
そんで安全な使い方を教えればいい。
「どの情報が安全か」ではなく、
情報の見方、選び方、使い方を学べれば
いくらでも応用できる財産になるから。
てかもうなんなのこの人たち?
自分が安心したいってだけの理由で
子供を囲い込んで守ったつもりになってんじゃねえよ。
あんたたちが安心して死のうが囲いきれなくなって放り出そうが、
子供は自分で自分を守りながら、
自分の人生を生きていかなきゃいけないのに。
子供を育てるっていう視点はないの?
サイト外関連リンク
⇒未成年携帯フィルタリングという「愚策」
⇒LGBTの携帯フィルタリング@
サイト内関連リンク
⇒「してあげない」をしてあげて





