2006年04月01日

続・学校の制服になんの意義があるのか

前回の続き。
なぜ学校の制服に反対するのか。

客商売の制服はわかります。
職員・従業員も施設(店など)の一部ですから、
店舗コンセプトの一部としてデザインされるのは当然です。
また、利用者(客)と区別する意味でも意義があります。
制服は仕事中の職員・従業員であることのしるしになりますから
話しかけやすくなる。
つまり、制服とはお客様の利益のため、管理する側のためにあるものです。


次に、制服を強制することは教育に必要なのか?
教育で重視されるべきは生徒の(教育上の)利益であって、
管理側の利益ではありません。



教育の現場における(私が想像し得る)制服の利益。

・どこの生徒だかすぐにわかる
→これは管理側の都合です。
 担任なら顔を覚えればいい。
 教育者ならどこの生徒だろうと良いことをすれば褒め、
 悪いことをすれば叱ればいい。
 生徒側が学校のブランド力にたのむという理由で制服を望むとしたら、
 学校の威光なんかを笠に着るなといっておきたい。
 ロクな大人にならないよ。

・自分はこの学校の学生だという自覚を持たせる
→制服を脱げば忘れる程度の自覚がなんぼのものか。
 「愛国心」みたいな話ですが、たかが衣服に頼らずとも
 誇りを持てるような学校にすれば済む話なんじゃないですか?
 そもそも学校の自覚なんてなくたって、自律した人に育てれば十分でしょう。

・毎日服を選ばなくて済む
→これは利用者たる学生のほうから聞きますが・・・卒業後、困るよ。
 定年退職後にスーツとパジャマしか着るものがなくて、
 亭主改造計画とかに応募されて、ちょい不良オヤジとやらにされたものの
 イマイチ勘違いな出来あがりでした、ってオヂサンみたいになっちゃうぞ。
 学校よ、そんなオトナを大量生産しないで下さい。

・同じ服を着ることで仲間意識をそだてる
同じ服でしか感じられない仲間意識にどれほどの価値があるのか

・着たくない服も着ることで忍耐を学ぶ
→これは一理ある気がしなくもない。
 でもね、ちょっとまって、社会にはそりゃ理不尽なことも耐え忍ぶこともあるし、
 忍耐はどこへいったって必要でしょう。
 だけど無意味で理不尽で不効率で不衛生で・・・なんて状況なら、
 変えていけるような力をつけることのほうが大事なんじゃないですか?

 ただひたすら耐え忍ぶことしか教えないでおいて、
 命令を待つだけじゃダメだの失敗を恐れない行動力だのとほざくのはズルイですよ。


あとは・・・思いつかない。
元が制服大嫌いなもので、利点って思いつかないのですよ。
他に何かありますか?

こういうことを、考えて口に出す能力と、
言ってもいいんだって認識が中学生の頃にあったらなあ…
今なら言い負かしてやるのに。
制服なんざクソくらえ

※制服制服と言っていますが、ジャージだって根幹は同じですよ



サイト内関連リンク
学校の制服になんの意義があるのか
『アトピーと制服』


posted by ヒギリ at 19:27| Comment(7) | TrackBack(0) | 子ども・教育・不登校とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いきなりすみません。でも私は制服は必要だと思います。制服には、なぜ着なくてはいけないのか?と考える前に、なぜ制服が存在するのかを考えるべきだと思います。それは、人間として当たり前の協調性・自制力・忍耐力を携えるためにあると思うのです。同じ服を着るから協調性が高まるのではなく、同じ環境に身をおくことによって他人と自分の間にはさほど大きな差はないということや、制服を着ていることによって自分は大きな人間社会に存在しているということを認識し、 自分を甘やかして、ドラッグや万引きなどを引き起こしてしまうとき、他人に迷惑をかけるかもしれない、誰かが見るかもしれないこんなことはやってはいけないと自分を制御することにつながりますから、精神力を育てる上で制服よりも教育に適したものはないと思います。忍耐力はいやいや制服を着るから携わるものではありません。自分を制御することで携わっているものです。

いきなりこのようなコメントは失礼かと思いましたが、もっと目先の利益のことだけでなく、長く大人になるまでのことを考えてものを申してもらいたいと思います。だからこそ、小学校には制服がない学校が多いですが、二次成長期の中学生からこそ制服があるのです。
Posted by とおりすがり at 2010年09月27日 23:48
> とおりすがりのかた、
いらっしゃいませ。
なるほどそういう利点ですか。

私も協調性・自制力・忍耐力はある程度必要だと思います。
が、それらは同じ服を着せることによって養うようなものではないと思います。

同じ服を着ているから、同じ環境だから、自分と大差ないから協調する。
誰かが見ているかもしれないから悪いことを自制する。
この程度の精神力は無意味とは言いませんが弱いです。
自分と違う相手のことも思いやるべきだし、誰も見ていなくたって悪いことは悪いのです。
仮に同じ環境に身を置き同じ衣服を纏うことで培われる良いものがあるとしても、違うものを受け入れることによって得られるもののほうが大きいと私は考えます。

それと、制服自体もさることながら、それを無批判に受け入れる子どもを作ってしまうことに懐疑があります。
靴下のワンポイントやワイシャツのメーカーの違いにさえ耐えられない規則に「忍耐力」や「協調性」を育む可能性があるとは思えません。


あと名前を書きたくなかったら書かなくて大丈夫ですよ。
捨てハンドルを使わなくていいように必須じゃない設定にしてあるんで。
Posted by ヒギリ@管理人 at 2010年09月28日 18:39
 Xメンの記事を拝見したついでに、面白そうだったので(^_^;)コメつけます。
 私も制服なんか!と思うけど、あってもいいと思う。
 それは「コスプレ」的な意味でw
ゲイの私から見て女子のブルマーはなんであんなにはしたないのかしらっ!と思ったら、要はコスプレ的な意味でオヤジが喜ぶように作られているのが、制服の正体なのです。
 翻って、女子なら「セーラー服」、「看護婦」、「和服」、男子(ホモ)なら、「学ラン」、「ラグパン」、「スーツ」というワードに萌えるのか、の逆の意味からの考察で、あのようなはしたない制服たちが存在するのです。
 だって、運動着一つ見ても女子と男子で、どう見ても男の性的嗜好がはっきり現れてるよな、と私などは思いますもん。ブルマーなんて体操パンツでいいじゃんとか。
 そうやって見ると、確かにマイノリティにはきついので、あってもいいけど、着たい人が着ればいいくらいのゆるさがあればよいのにと思います。
 私はあれより小学校のランドセルや学生カバンのほうが無駄だなあと思います。リュックでいいじゃん。子どもを育てやすい社会というなら、無駄な規制で家庭や本人に負担がかからないようにすべきだと思うんですけどね。
Posted by machi at 2010年10月24日 00:51
> machiさん、

うわあごめんなさい。レス漏れしてましたね。
今更ですがコメントありがとうございます。

ブレザーの女子とか学ラン男子とか可っ愛いですよね…。
ほんと可愛いですよね。見ると萌えます。実は好きです。
だから嫌なんです。大人の萌えのために子どもを消費するのが。
合意の大人がコスプレするならいいんですが。

ブルマーはもともと動きにくい服装を強いられる女学生のために女の先生が考案したフェミ的なものらしいです。
でも時がたって変質者のおかげでセクハラ的なものに成り下がって、廃止されたみたいです。
「子どものため」を建前にして大人の思想信条趣味嗜好を満たそうするところを象徴するようで、制服を着せる学校制度は好きになれません。

「同じじゃないといじめられる」とかいう意味不明な理由で買わされる鞄や道具も無駄ですよね。
もっと根本的な部分を考えて欲しいものです。
Posted by ヒギリ@管理人 at 2010年11月08日 21:34
こんにちは。制服(基準服)の学校に通っている、中2の女子です。私は管理人さんに大賛成です。私の小学校は私服でした。ズボン派の私は毎日半袖Tシャツか長袖Tシャツ+ジーパンで登校してました。動きやすいから運動場でもよく遊んでいましたし、スカートが風に煽られるなんていう心配もありませんでした。それに女子はファッションスタイルが人それぞれで、見ていても面白かったです。
でも中学校に入って制服を着なければならなくなり、動きずらいし外で遊べないし邪魔だしで制服が一瞬にして嫌いになりました。運動する量も減ってちょっと筋力が減ってきてるなぁ・・・と思っています。制服の小学校から来た友達は制服の方がいいと口を揃えていいます。私にはさっぱりです。
私の学校には、目安箱というものがあります。生徒の意見を書いて生徒会で検討してもらうというものです。それに制服を私服には変えられないのかと書いてみようとちょろっと思ったのですがいいでしょうか・・・。私一人の勝手で学校の規則を変えてしまってもいいんでしょうか?管理人さんはどう思われますか?
Posted by komagoma at 2013年05月07日 23:08
> komagomaさん、

コメントありがとうございます。お返事が遅くてごめんなさい。
動きやすい服装になれた身にスカートは動きにくいですよね。
動くときは動きやすい服、式の時はきちんとした服、というように選ぶ練習も大切なのに、体を服に合わせる規則はやっぱりヘンです。

目安箱への投書、おおいに賛成です。
検討するということは、話し合うということですよね。
komagomaさんと同じように制服はいやだと思っている人もいるかもしれないし、お友だちと同じように制服がよいと思う人もいるでしょう。
両方の意見をきいて検討した結果ならば、気に食わない結果になったとしてもまだ納得できる気がします。

力づくで無理やり変えるなら身勝手かもしれませんが、話し合いの機会を提供することは決して身勝手ではないですよ。
なぜ制服を着たくない(着たい)のか、どんなメリットやデメリットがあるのかを考えることは、賛成の人にも反対の人にもよいことです。
いい結果になるよう祈っています。
Posted by ヒギリ@管理人 at 2013年05月12日 12:57
とおりすがりさんへ>

>同じ服を着るから協調性が高まるのではなく、同じ環境に身をおくことによって他人と自分の間にはさほど大きな差はないということや、制服を着ていることによって自分は大きな人間社会に存在しているということを認識し、 自分を甘やかして、ドラッグや万引きなどを引き起こしてしまうとき、他人に迷惑をかけるかもしれない、誰かが見るかもしれないこんなことはやってはいけないと自分を制御することにつながりますから、

あなたがこれを本気で言っているのであれば、あなたは学校を卒業しても制服を着るべきじゃないのでしょうか?制服を着ることで他人への迷惑を制御できるならば、一生制服を着続ければ、それを一生制御できるということでしょう?ならば、一生制御できた方が良いのだから、一生制服を着続けるべきでは?

そして、あなたの考えだと子供だけじゃなくて、望ましい姿にするために国民全員に制服を着させるべきということになりますよね?現実的には、あなたはいつ何時でも制服を着ていないと思いますから、説得力がないと思います。さらには、あなたは制服を着ることで自分を制御して他人に迷惑をかけない人間になれると言っているのに、今制服を着ていないならば、あなた自身は自分がそういう人間になっても構わないという意思表示ですよね?

そもそも、私服の学校が普通に存在している状況を考えたら、制服、私服の別でそういう問題が起きないと考えるのが普通だと思うんですがね。私服の学校出身者がそういう問題を起こしている、または起こす可能性があるというソースはあるのでしょうか?ないならただの偏見になると思いますけど。

最後に、根本的なことを言うと、制服を着ることで大きな人間社会の中に存在することを自覚することや自分の制御できるという理屈が全く分からないのです。
Posted by 電気イルカ at 2016年05月09日 16:01
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